DMReviewの正社員転職レビュー

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派遣社員から正社員に転職したい人必見!転職活動前に知っておくべきこととは

派遣社員として働いていると、正社員になりたいと考えるのは自然なことです。派遣社員として就業しながら、正社員と同じような内容の仕事をしている場合は尚更です。そういった環境だとボーナスや福利厚生など、正社員との差を如実に感じる機会が少なくないからです。

そこで本記事では、派遣社員から正社員に転職したい人へ向けて、転職活動前に知っておくべきことを紹介していきます。

派遣社員から正社員に転職するのは難しいって聞いたけど?

既に派遣社員で働いている人からすれば、正社員に転職するのは難しいと感じている人もいるかもしれません。または人から派遣社員から正社員に転職するのは難しい、と言われたことがある人もいるでしょう。
実際に派遣社員から正社員に転職するのは簡単な話ではありません。

その理由は大手や新卒採用をしている企業の採用方針にあります。全ての会社が同じということではありませんが、中途採用の場合、3年未満の離職やフリーターの期間があると選考ではマイナス要因となる可能性が高くなります。
また派遣社員は正社員と比べると重要な仕事をしていないと考える採用担当者は少なくないので、正社員としてキャリアと築いてきた人と比較した場合、就職活動は厳しくなってしまうといえるでしょう。

しかし派遣社員から正社員になるのが不可能、ということではありません。正社員として求められるようなスキルや経験を身につけておけば問題はありません。プログラミング、セキュリティ、データ分析、翻訳など専門的なスキルがあれば正社員としての転職活動の強みになります。

また昨今は少子高齢化など様々な要素の影響で人手不足となっている業界が珍しくありません。そういった求人ニーズが高まっている業界を狙って転職活動をすれば、たとえ経歴が派遣社員しかなかったとしても、正社員として転職できる可能性は充分にあります。
 

 

転職活動するタイミングはいつが正解なの?


派遣社員から正社員を目指すのであれば、転職活動するタイミングを見極めることも大切です。今の年齢が何歳かにもよりますが、2年以上派遣社員として働いてきたのであれば、23歳~34歳の間が転職するタイミングとしては正解です。
その理由は正社員としての雇用は35歳以下としている企業が少なくないからです。もちろん雇用対策法があるため、従業員の募集は年齢不問が原則です。

しかし実際の正社員の求人広告を見ると「キャリア形成の為」という理由で35歳以下に限定して求職者を募集している企業は珍しくありません。また雇用する企業にとっても35歳以下であれば体力があり育てやすい等のメリットがあるため、正社員を目指すのであれば35歳迄、というのが一つの目安となるのです。

では転職活動は、派遣されてから何年くらいから活動を始めるといいのでしょうか。転職活動は派遣社員として1年以上働いたら、初めていくことをオススメします。その理由は、仮に2~3年派遣で働くことを想定していたとしても、2年以上派遣社員として雇用されているかどうかは分からないからです。

派遣契約の期間の区切りは、会社やポジションによって異なりますが、そのほとんどは3ヶ月更新です。どれだけ長期派遣と伝えられても、業績悪化や方針の変更などを理由として2年以上更新されない可能性は常にあります。正社員になることを目標にするなら、1年以上働いてある程度スキルが身につけば、転職活動の準備は始めた方が賢明だといえるでしょう。

 

派遣でどのレベルまでスキルを付けたら転職できる?

派遣から正社員への転職を目指すために、どのくらいのレベルまでスキルを身につけるのか、というのも重要なポイントです。スキルは客観的に証明することが難しいものではありますが、デザインやweb制作のスキルを使って正社員を目指すなら良質なポートフォリオを作成することが、スキルの証明になります。

プログラマー・エンジニアであれば実際に携わった実務と、独自でアプリやwebツールを開発していれば、そのアプリがスキルを証明するものとなります。
その他には資格を取得する、という手段もあります。英語、セキュリティ、IT、その他のものでも、資格だけで採用されることは期待できません。

しかし資格はある一定のスキルや知識を有していることの証明となります。そして努力する姿勢を評価してもらえる可能性は充分にあります。正社員への転職を目指すなら、資格取得は有効な方法の一つなのです。

このように採用担当者に自分が持っているスキルを伝える手段はいくつかありますが、正社員への転職を目指すなら、スキルを身につけることに固執する必要はありません。
もちろんどの業種も専門職であれば、基礎となるスキル・知識は求められますが、正社員採用はそれ以上に転職回数や年齢、人間性などを重視している企業が少なくありません。
スキルを磨くことは大切ですが正社員への転職を目指すなら、ある程度のところで区切りをつけて転職活動に取り組むことも大切です。

 

派遣社員と比べた時の正社員のメリットとデメリットは?


給与や待遇について考えれば、正社員は派遣社員よりもメリットがあるように見えますが、実は派遣社員と比べた時、正社員にもデメリットがあります。では派遣社員と正社員にはどのような違いがあるのか、メリットとデメリットを比較して見ていきましょう。

 

【正社員のメリット】

 

  • ボーナスが支給される
  • 福利厚生が手厚い
  • 雇用が安定する
  • 親や親戚が安心する
  • 転職する時に、職歴としての評価が良くなる

 

 

正社員のデメリット

 

  • 責任が重くなる
  • 転勤を断ることができない(断ると出世に響く)
  • 仕事のプレッシャーが大きくなる
  • 長時間労働となる可能性がある
  • 長期休暇が取得できない

 

 

派遣社員のメリット

 

  • 責任がある仕事をする機会が少ない
  • 転勤がない
  • 仕事のプレッシャーが少ないので気分が正社員よりも楽
  • 無理な残業が少ない(ほとんどない)
  • 長期休暇を取得しやすい

 

 

派遣社員のデメリット

 

  • ボーナスがない
  • 福利厚生はあるが大手企業の正社員ほどではない
  • 雇用が安定しない
  • 親や親戚が心配する
  • 転職する時に、職歴としての評価が低い



これらは一般的な話であり、必ずしもこれらのメリット・デメリットが当てはまるとは限りません。しかしこのように比較して考えると本当に正社員になりたいのかどうか、またどんな会社で正社員になりたいのかを、冷静に考えることができます。

正社員は仕事のプレッシャーや転勤など、派遣社員として働いている時にはないデメリットがあります。正社員は賞与など報酬を考えるとメリットが大きいですが、それに応じた労働力を提供する必要があるのです。
 

 

 

派遣社員から正社員になるための方法とは


派遣社員から正社員になることを目指すのであれば、転職活動もその目的に合わせた方法で始めることが大切です。正社員から正社員へ転職するのとは勝手が違うからです。では具体的にどのような方法があるのか、順番に見ていきましょう。

 

正社員転職求人への応募

まずは正社員転職求人へ応募しましょう。求人を見る際のポイントは一般的な転職活動とほとんど同じです。勤務地、給与、業務内容、会社の理念(考え方)等、働きたいと思える会社を探しましょう。

ただし条件がいい正社員求人は求職者が殺到することがあり、競争率が高くなる傾向があるので、待遇についてはある程度妥協することも大切です。
また転職活動はすぐに上手くいくとは限りません。じっくりと転職活動に取り組むためにも、派遣社員として在職中から転職活動を始めることをおすすめします。

その理由は派遣社員を辞めてから転職活動をすると、すぐに仕事が決まらなければ履歴書に空白期間ができてしまうリスクがあるからです。履歴書に空白期間があると、書類選考は厳しくなってしまいがちです。正社員求人への応募は、派遣社員を辞めてからではなく、できるだけ在職中から始めましょう。

 

紹介予定派遣

派遣社員から正社員になるなら、紹介予定派遣という方法もあります。初回予定派遣とは、派遣先企業に直接雇用される前提で、最長6ヶ月間派遣社員として働くという制度です。

派遣期間のパフォーマンスが良くなければ、直接雇用への切り替えは行われないケースもありますが、上手くいけば派遣からスムーズに直接雇用に切り替わり、正社員となることができます。

ただし紹介予定派遣を使って正社員を目指す場合、注意点があります。それは派遣先で直接雇用になった際の雇用形態が、正社員ではなく契約社員となっている場合があることです。契約社員は派遣社員よりは条件が良い場合が多いですが、正社員と比べるとボーナスが無いなど、報酬に差があるのが実際のところです。

正社員を目指して紹介予定派遣を活用するなら、直接雇用された後の雇用形態まであらかじめ確認しておくことをおすすめします。

 

派遣社員の方が抑えておきたい履歴書の書き方とは

紹介予定派遣でも、正社員求人への応募でも履歴書作成は欠かせません。派遣社員から正社員を目指す場合、履歴書の書き方にも抑えておくポイントがあります。それは職歴と志望動機です。

 

【職歴の書き方】

派遣社員の職歴の書き方は、見栄えをよくするための工夫が欠かせません。特に一つの派遣会社から複数の派遣先で働いたことがある場合、ある程度整理して書かなければ、雑然たる印象となってしまう可能性があるので注意が必要です。
仮に一つの派遣元から、三つの派遣先で働いた経歴があるとしましょう。以下のように書くと、職歴の枠で六行使うことになります。

平成◯◯年 ◯月 ◯◯株式会社 営業部に派遣社員として就業
平成◯◯年 ◯月 派遣期間満了

ところが以下のように、まとめて書くとどうなるでしょうか。三つの派遣先で働いた経験があったとしても三行で書くことができます。

平成○○年○月 株式会社◯◯に派遣社員として就業(平成○○年○月迄)

職歴は採用担当者が履歴書を見る際に、重視する項目の一つです。このように読み手の見やすさを配慮した書き方を心がけることをおすすめします。

 

【志望動機の書き方】

派遣社員から正社員を目指して転職活動する場合、志望する一番の理由は雇用の安定や報酬かもしれません。しかしこの部分は志望動機に書くべきことではありません。それよりもこれまでの経験を活かせることや、業務内容に魅力を感じている理由を書きましょう。

その理由は説明するまでもないかもしれませんが、採用担当者は志望動機から求職者がなぜ働きたいのかを見ています。待遇を志望動機としてくる求職者を採用したいと思う採用担当者はまずいません。では実際にどのようなことを書けばいいのか、例文を見ていきましょう。

 

転職活動で志望動機の例文

“私は現在まで派遣社員としてこれまでデザイン担当としてweb製作に携わってきました。これまでは様々な業務を経験させてもらいましたが、派遣という立場だとどうしても指揮命令者の指示の元でしか業務に取り掛かることができません。web制作に限らず仕事においてより任される立場で働きたいと考え、正社員の転職を考えるようになりました。

これまで業務で使用してきた主なツールは、Illustrator、Photoshop、Dreamweaverです。またCSSやHTMLも実務を通して基礎は身につけることができたと自負しております。

御社の求人ではこれらのツールを使用することもあり、今まで培ってきたスキルを発揮できるかと考えております。これまでの経験を活かして、御社の発展に貢献させていただきたい所存です。

宜しくお願いいたします。”

この例文のポイントは、これまでの経験が直接仕事で活かすことができることを、具体的にツールの名称で書いていることです。このような求人ニーズに合った固有名詞を入れることで、より印象に残りやすい志望動機を書くことができます。

 

いよいよ面接!派遣の人がよく聞かれる質問とその回答例!


履歴書の準備ができれば、次は面接対策です。転職活動がスタートしたら書類選考が通過した時のことを考え、あらかじめ回答の準備をしておくことが欠かせません。では派遣出身の人がよく聞かれる質問とはどのような内容なのでしょうか。回答例と共に見ていきましょう。


【質問1】あなたはなぜ派遣で働いている(働いていた)のですか?

【回答例】web制作のスキルを身につけることを目的として就業していました。私が就活をしていた2年前当時、未経験のwebデザイナーを正社員として募集している企業はほとんどなかったため、派遣社員として働いてきました。


【質問2】これからどうなっていきたいと考えていますか?

【回答例】これまでの経験を活かして、web制作のスキルを磨きながらディレクションやマネジメントなど責任がある業務にも携わっていきたいと考えています。



【質問3】なぜこの時期の派遣の仕事は1年で辞めたのですか?(履歴書を見ながら)

【回答例】雇用期間の満了です。


これらの面接の質問で回答する時のポイントは、ネガティブな印象を与える言葉を使わないことです。面接が終わった後に、採用担当者がいい求職者だったと思うように、全体を考えて言葉を選ぶことが大切です。
特に質問3は、重要なポイントで、退職理由はだらだらと話していると、ネガティブな雰囲気になってしまいがちなところです。

派遣社員として働いていて雇用契約の途中で退職したのではなければ、無難に「満了です。」と回答して、終わらせましょう。言葉を付け足すのであれば、就業期間に習得することができたスキルについて言及してもいいかもしれません。

退職理由はネガティブな理由が他にあったとしても、あえてそれを説明する必要はありません。嘘はいけませんが、退職する理由は一つではなかったはずです。いくつかある退職理由の中から、できるだけいい印象が残りそうな退職理由を選ぶことがポイントです。

 

派遣出身者が知っておくべき自己PRのポイントと例文をご紹介!

質疑応答を準備しているのといないのでは、面接の結果が大きく異なります。しかし面接対策は質疑応答の対策だけでは不十分です。自己PRもしっかりと準備することが欠かせません。では次に面接対策としての自己PRの作り方を見ていきましょう。抑えておきたいポイントは以下の通りです。

【自己PR作成のポイント】

  • 客観的な評価
  • 実績
  • 何ができるか
  • 何をやってきたのか
  • これらから何がしたいか


自己PRはこれらの要素が含まれるように、作りましょう。派遣社員であったとしても、実績が伝わるように、言葉を組み立てることがポイントです。上記の内容を含んだ例文は以下となります。

“これまで派遣社員の営業職として提案、受注、アフターフォローまで一連の営業活動に携わってきました。お客様との関係構築のため、訪問頻度を上げてコミュニケーションを重ねたことで追加受注を何度もいただくことができました。

そういった努力が実り、営業成績はこれまで1年間で4回、社内で1位の成績をおさめることができました。

今回志望している営業職もアフターフォローが重要な業務だと存じております。これまでの経験を活かして結果を残すことだけでなく、将来的にはリーダー・マネジメント業務にも携わり御社に貢献させていただきたい所存です。”

 

 

終わりに

ここまでお伝えしてきたように、派遣社員から正社員へ転職するのは簡単なことではありません。

しかしスキルの習得や経験の蓄積・面接対策など、しかるべき対策をすれば転職を成功させる確率は高めることができます。

これから派遣社員から正社員を目指すという場合、いつから正社員になりたいのかを決めることが大切です。ゴールとする時期が決まれば、逆算して資格取得のための勉強を始める時期や、転職活動をスタートさせる時期も決めることができるからです。

これから正社員を目指すなら転職する時期や業界、働きたい会社の条件など、方向性を決めることから始めてみてはいかがでしょうか。